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自分自身(65歳)の世代では、学校で「イザナミ」「イザナギ」の神とともに、混沌とした地を矛でかき回したその先の滴り落ちる泥が、日本の国土の元となった、と教えられて育ったはずですが、「古事記」や「日本書紀」を読んだり、学ぶことももはや現代の学校ではそれほどしっかり教わらないのかもしれません。
神格化された日本の起源や思想について知ることは重要なことだと思いますが、いつの間にか、薄れて行ってしまったようで残念です。
あらゆる神を受け入れる土壌が日本にはあって、その点では寛容で、そもそも日本人として生まれたのですから、その成り立ちがどうなっていたのかぐらいの歴史は知るべきだと思います。
自国の歴史の成り立ちを知らずして、グローバルな世界とどうやって理解を深めることが出来るか疑問です。
なにか、現実離れして見えるような「国生み神話」ですが、そこにこそ日本人の物の考え方や思想、哲学が反映されているのだと思います。